介護保険のお話

2022年08月31日 15:00
カテゴリ: 介護保険

介護保険の裏側

本日よりブログを綴らせて頂きます。
記念すべきお題は「介護保険」です。
介護保険は2000年(平成12年)に施行されましたが「知らずしらずにできていた」イメージがありませんか。
バブル崩壊により財政難となり国民に負担を課すとてもシンプルなものです。これほどスムーズに通った法案は珍しいと言えます。
それ故、施行当初の触れ込みは見事でした。「今まで聖域とも言える医療・福祉分野に民間企業が参入できます」私は当時は医療での訪問をしていてとても気になる話題でしたからよく覚えています。
この一言で夢を見た企業は数知れず。あの盛大に散った会社コムスンはその夢を見た企業の1つです。
余談ですが、コムスンのヘルパーさんはとても優秀な印象を受けました。年齢層も驚くほど若く、教育も行き届いていた記憶があります。今は20代のヘルパーさんなんてツチノコ並に珍しいですから。

このように半ば強引に施行された介護保険ですが、その後険しい道のりを歩むのです。
その道のりとは、
      「釣った魚に餌はやらない」
医療法の診療報酬同様、改正ごとに点数引き下げや規則の厳格化によりジュワジュワと真綿で首を絞めるかのように財布の紐を締め出したわけです。
タチが悪いのは、点数を下げることで「高齢者や障害者を冷遇している」という印象を与えないために、規則の厳格化によってあとから没収するという周到なやり方なんです。ですから利用する側は気付かず、提供する側は苦しむのです。

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