ケアマネージャー2

2022年09月02日 21:05
カテゴリ: 介護保険

ケアマネージャーの仕事

ケアマネージャーの仕事は、一人の利用者さんに必要な介護サービスを統括することです。
ヘルパーさんが必要であれば訪問介護事業所に依頼。デイサービスが必要であればデイサービスに依頼。介護タクシーを利用するのであれば介護タクシーに依頼。
介護保険が無かった時代には、本人や家族、または保健所の保健師さんや病院のワーカーさんなどが各々で依頼していたので、かなりややこしい事態を招いていたんです。
それを一本化したようなイメージですね。

ケアマネージャーのおかげで、介護サービスの提供がスムーズになったのは確かです。
ただし、良いことばかりではないのです。
ケアマネージャーは利用者さんのためにサービス事業者を選別するわけですが、必ずしも公平に行われているとは限らないからです。それもそのはず。
徹底的に公平に扱えば、ケアマネのメリットが無くなってしまうからです。
当然、役所も黙認しています。
介護保険とはいえ、あくまでも営利企業です。
自分らに得があるからこそ働いているんです。

医療・福祉などと並べて語られる介護保険ですが、全く異質なことを理解してください。
病院で気に入らない医師に診察してもらえば、次行ったときは違う医師に替えてもらったり病院を替えたりしますが、ヘルパーさんやデイサービスは替えるほどでもないと妥協することが多いと思います。自らサービス事業者を選ぶ方はほとんど聞いた事がありません。都心部では選ぶほど多くないのも理由とひとつでしょう。
直接命に関わらないからでしょうか。それとも自ら判断することが困難な方かも知れません。考えたくはないですが、依頼主が家族なら厄介払いできれば良かっただけなのかもしれません。
何れにせよ介護サービスを受けるには、業界をそれなりに知っておいたほうが良いです。
介護サービスを受けるのが自分なら、と常に考えて行動しましょう。

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